ビーンとゼルバ(たぶん)
- 2016年11月16日
- 読了時間: 3分
二度目のガルニエでジョージバランシン振付のオペラを見てまいりました。
先日行ってみたシャンゼリゼ劇場に続き、天井に一番近い席を堪能しました!負け惜しみじゃないけどさ、上から見た方がバレエのフォーメーションがよくわかって面白いんじゃないかしら。
バレエにおいて「音楽に合わせる」というのが結局どういうことなのかよくわからなくて踊り手さんたちがどういう感覚で踊ってるのかいつも不思議なのだけど、これまで上半身ばっかりに気を取られて見ていたバレエ、足にだけ注目してみると意外と拍と気持ちよく合ってるところもあるもんなんだな、それで上半身の動きと時差があるからふわっと見えるのかな?と思ってみたりしながら見てました。
幼稚園のとき、周りの友達がバレエを習ってかわいい衣裳を着ていたから私も習いたいって言ったのに、当時動きのいいおデブだった私がバレエの衣裳を着る姿が家族には浮かばなかったのでしょう、あえなく却下されて、淡い憧れを抱いたまま現在に至るジャンル、バレエ。カーテンコールで出てきたヴァイオリニストや指揮者(たぶん普通の体型)と並ぶと違う生き物のような方々、お美しかったです。

公演の中身はもちろん、きょうはお隣さんにも恵まれました。
30代と思われるアメリカ人のビーンと妻ゼルバ(たぶん。正しく聞き取れたか不明)。席の狭さという点でも、急勾配という点でも、幼稚園当時の私よりよっぽどバレリーナ体型から程遠くてかつ高所恐怖症という彼らが最も来るべきではないこの天井近くの席で隣り合ったのも何かの縁、いろいろお話しました。
アーカンソー州から半月間くらいの旅行に来ていて、パリにはあと3日、それからロンドンやアイルランドに行くと言っていて、昨日はエッフェル塔とサクレクールとノートルダムに全部てっぺんまでのぼり、明日はヴェルサイユ宮殿とルーヴル美術館に行くつもりであるというかなーりタフなスケジュール。妻はたぶん産月ちかい妊婦だと思うのだけど、夫の体型を見るとおなじもの食べてたらこうなるのかな?という懸念があったのと、そのハードスケジュールを聞いてうーん…と思い、結局最後まで赤ちゃん生まれるの?とは聞けませんでした。
妻はなんと音楽の先生。家で4人の生徒に教えているそうです(2人にはピアノ、2人にはヴァイオリンを…ってすごいよね、日本でも田舎だと平気で歌の人がピアノ教えたりしてるけど。。彼女はヴァイオリンの方が得意だと言っていました)。
夫は好奇心旺盛。
日本ではホームで駅員が人の背中を押して電車につめこむってほんとなの?(ほんとだよ、と言ったら窓ガラスに押し付けられた人の顔を自ら再現して自ら爆笑)、日本では人がくしゃみしたときなんて言うの、英語のbless youみたいに何かきまった表現はあるの?(別に何も言わないよ、単に無視するよ、といったらマジかよ!といって爆笑、じゃぁ咳したときは?……)、俺あのデカイ太鼓やってみたい!簡単そう!(ティンパニのこと。あれペダルとかあってけっこう複雑なんだよ、ディンドンしてるだけじゃないんだよ、というといやそうかもしんないけどイメージだよイメージ!)、これ過去に絶対この席から下に転落した人いるよね、ほらあのぎりぎりのところで写真撮ってる人たちみたいなさ…
とか、とにかく陽気な兄ちゃんでした。乗り物に関するなんかを作ってるエンジニアらしい。俺の楽器(instrument)は電卓!とのたまっていました。
ほんとに一期一会。一生のうちでまた会ったらすごいけど。ぼっちガルニエを楽しくしてくれた夫婦に敬意を表して忘れないうちに書いてみました。彼らの明日のスケジュールがマジで心配。






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