市の花屋
- 2016年2月9日
- 読了時間: 2分
今日は、明日の伴奏に備えて譜読みなど。
・ドナウディ〈どうか吹いておくれ〉
・高田三郎《パリ旅情》より6.〈市の花屋〉
・朝岡真木子〈花のなみだ〉〈花のワルツ〉
日本歌曲はどれもはじめて弾きました。
朝岡さんのはいずれも、女子力が漲っていました…。
〈市の花屋〉の世界は、小津映画かなんか見ているような感じがしました。
もちろん日本の下町の話ではなくて作詞の深尾須磨子がパリに滞在していたときのスケッチらしいけれど。人物へのカメラの距離感がなんだか、安二郎!と思いました。
猥雑な市の花屋のでっぷりとしたおかみさん。ムフタール界隈(どんなところなんだろう、口ぶりから推測するにアメ横みたいな感じかなぁ…)が舞台ということですが、おかみさんは自分の小さな店を愛し、おかみさんなりの誇りを持ち、シャンゼリゼ(銀座か、)のおしゃれな花屋へのほのかな対抗心と、その自分の気持ちを言わば自分で面白がることのできる度量の大きさ、ユーモアを持っている。
このおかみさんの存在感!そしてカラフルでありそうでセピア色のような不思議な色合いの世界。枠は明らかなA-durですが、Ⅵの和音(F#マイナー)も主和音と同じくらいの求心力を発揮していて、結果、別に何調らしくもないというか、和音の都合主導で音楽が進行するということなく、人物や言葉の輪郭がはっきりします。
曲集の他の曲もやってみたくなりました!






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